役者ヒロ(医者編)
私の名はヒロ。
人は私のことを『ゴットハンド・ヒロ』と呼ぶ。
今日も救急の患者が搬送されていた。
ではその時のことを紹介しよう。
美人看護婦:「先生急患です!!」
俺:「状態は!?」
美人看護婦:「何か血とか出てます!」
俺:「うわっ!めっちゃ出てるやん!真赤やん!やっべぇ!」
美人看護婦:「ね?ヤバイでしょ?」
俺:「じゃあバイタルは!?」
美人看護婦:「バイタルってなんですか?」
俺:「いや。何か病院ドラマとかで言ってるやん?適当な数字言って!」
美人看護婦:「じゃあ2!」
俺:「2!?それは危険な状態だ!」
美人看護婦:「・・・2はどうなんでしょう?」
俺:「・・・20くらいにしとく?その方がそれらしくない?」
美人看護婦:「先生!バイタル20です!」
俺:「20!?それは危険な状態だ!」
美人看護婦:「ですよね?」
俺:「聞き返すな!今度ネット上の知り合いに看護婦さんいるから聞いとく!」
美人看護婦:「それは心強いですね!」
俺:「うん。心強い!でも今メッセに上がってないからこのまま突き進むぞ!」
美人看護婦:「はい!」
俺:「じゃあ・・・え〜っと・・・緊急オペしちゃう!!」
美人看護婦:「まじですか?専門用語とかでてきませんか?」
俺:「たくさんでてくるかな?『汗』とか言ってたらいいんじゃない?」
美人看護婦:「じゃあ手術室に!」
俺:「え?あ・・・1人にしないで!俺、何すればいいのよ?」
美人看護婦:「準備とか・・・」
俺:「…じゃあ何か給食当番みたいな格好してくる!」
美人看護婦:「はい!」
俺:「準備完了!」
美人看護婦:「先生。その『3年2組』ってのはどうにかなりませんか?」
俺:「確かに雰囲気ブチ壊しだよね…でもこれしかないもん…しかもピッチピチ…」
美人看護婦:「じゃあ…しょうがないですね」
俺:「じゃあ消毒!」
美人看護婦:「紫色の液体ですよね?イソジンでいいですか?」
俺:「うん。イソジンでいいじゃない?」
美人看護婦:「そういえば、患者さん男にします?女にします?」
俺:「え?う〜ん…むしろどんな病気にする?」
美人看護婦:「じゃあ私が性別決めるんで先生が病名を…」
俺:「それズルくない!?病名の方が難しいって!」
美人看護婦:「じゃあ、交通事故」
俺:「じゃあ20代の男ね!バイク事故だ!俺もよくするし!」
美人看護婦:「はい。何かダレてきましたね」
俺:「でも俺、実はオチまだ考えてないんだ」
美人看護婦:「これだけ長いのにオチ考えてないんですか?」
俺:「だって書いてたら楽しくなっちゃったんだもん。シリーズにするよ!」
美人看護婦:「じゃあ…どうやって落します?」
俺:「本当は俺がクランケの予定だったんだけど…なぜか俺が医者なんだ…」
美人看護婦:「寝起きって恐いですね」
俺:「俺、寝起き頭回らないからね…」
美人看護婦:「消毒終わりました!」
俺:「え〜っと…これより緊急オペを始めます。メス!」
美人看護婦:「うわ!それっぽいですよ!」
俺:「でしょ?汗!」
美人看護婦:「もう!?超汗っかきじゃないですか!」
俺:「他知らないもん!吸引!」
美人看護婦:「吸引?」
俺:「何か聞いたことない?たぶん血を吸うんじゃないの?むしろ麻酔打ったっけ?」
美人看護婦:「あ!麻酔忘れてた!」
俺:「じゃあこれ超痛いやん!」
美人看護婦:「緊急だし…気を失ってるし…ってことでスルーでしょ?」
俺:「じゃあスルーね!」
美人看護婦:「先生手術終了です!成功です!」
俺:「あぁ…成功ってことでいくのね…尚更落とし難いな…」
美人看護婦:「じゃあICUに運びますね」
俺:「うん。じゃあ最後の一言で落すよ!」
美人看護婦:「先生頑張って!こんなフリしてたら自分の首締めること間違いなしですよ!」
俺:「・・・(思案中)」
ふぅ・・・今回は中々難しい手術だった。
しかし僕の腕と美人看護婦の的確なサポートにより何とか成功した。
医者はこんな緊迫した状態でも冷静な処置をしなくてはならない。
良かった。俺、医者じゃなくて!
ごめん。書いてて面白くなっちゃって…
シリーズにしたいから今度はちゃんとオチ考えて書く!
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